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コラム

COLUMN
                 
2023.01.20
各業界の廃棄物処理

産業廃棄物の最終処分場とは?種類や役割について解説

産業廃棄物の最終処分場とは?種類や役割について解説

産業廃棄物は、ほとんどリユースやリサイクル、減量化等様々な方法で処理され、社会に戻っていきますが、どうしても「戻れない」産業廃棄物も存在します。そのような産業廃棄物が最後に行き着くのが「最終処分場」です。最終処分場には複数の種類があり、構造や処理できる産業廃棄物の種類が異なる等、厳密な基準が存在しています。
そこで、今回は産業廃棄物の最終処分場について、わかりやすくご紹介いたします。

産業廃棄物の行き着く先「最終処分場」とは?

最終処分場とは、破砕や粉砕、リサイクル可能な資材の選別、中間処理等を行った後に、廃棄物を安全な状態で埋め立て処分ができる構造物が設置されている場所を指します。
具体的には、汚水が外部に流出しない、廃棄物が飛散・流出しない、ネズミや昆虫の発生を予防するといった措置を施し、環境保全をしながら安全に埋め立て処分ができる施設を最終処分場と呼びます。
産業廃棄物は多くがリユースやリサイクルで元の社会に戻っていきますが、できないものの行き着く先が最終処分場となります。以前は「海洋投棄」と呼ばれる、海に産業廃棄物を埋め立てることも行われていましたが、海洋汚染防止法が制定されたことにより、現在では陸上の埋め立て処分のみに限られています。

最終処分場の種類について解説

最終処分場には複数の種類があると上記でご紹介しましたが、具体的にはどのように分類されているのでしょうか。ここでは最終処分場の種類についてご紹介いたします。

安定型最終処分場

有害物質や有機物の付着がなく、雨水にさらされても変化しない安定型産業廃棄物を埋め立て処分する施設です。安定型産業廃棄物は「廃プラスチック類」「ゴムくず」「金属くず」「ガラスくず・コンクリートくず及び陶磁器くず」「がれき類」の5つが主なものとなり、地中にある空間をそのまま利用して埋め立てを行います。ただし、安定型産業廃棄物以外の産業廃棄物が持ち込まれないよう、搬入した産業廃棄物の展開検査、浸透水の定期的な水質分析が義務づけられています。

遮断型最終処分場

有害な燃え殻や煤塵(ばいじん)、汚泥等、重金属や有害な化学物質が基準を超えて含まれる産業廃棄物を処分するのが、遮断型最終処分場です。有害かどうかは廃棄物処理法によって基準が定められており、基準値を超えた有害物質が含まれている場合は遮断型最終処分場での処分が必要となります。

管理型最終処分場

遮断型最終処分場の対象ではないものの、安定型産業廃棄物では受け入れられない産業廃棄物を受け入れるのが管理型最終処分場です。有害物質が基準値に満たない程度含まれている産業廃棄物が対象となり、安定型産業廃棄物と遮断型最終処分場の中間のような役割を果たします。

注目されている最終処分場の「残余年数」

近年、最終処分場の「残余年数」が注目されています。後何年産業廃棄物を埋め立てられるのか、その容量の限界が見えてきているのです。
ここでは、皆さんに知っていただきたい、最終処分場の「残余年数」について詳しくご紹介いたします。

後何年使える?残余年数について

「残余年数(ざんよねんすう)」とは、現在日本にある全ての最終処分場が満杯になり、処分場が使えなくなるまでの残り期間を指します。
残余年数は、最終処分場での埋め立てが可能な量と、年間の埋め立て量を比較した上で、毎年環境省より算出と発表がされます。
令和3年に環境省が発表した、日本における最終処分場の残余年数は、21.4年です。
参考:環境省「廃棄物関連情報_最終処分場の状況」
つまり、2044年には、現在使用している最終処分場は全て一杯になり、使えなくなるという計算になります。

「新しい最終処分場」を作る難しさ

「産業廃棄物の量が多ければ、最終処分場を増やせばいいのでは?」という率直な考えもよく聞きますが、なかなか上手くいかないのが現状としてあります。
最終処分場は環境保全の観点から、以下のような構造が求められます。

※汚水の外部流出や地下水の汚染
※廃棄物の飛散・流出・ガスの発生
※鼠や昆虫の発生
※上記3点が予防・防止できる構造

この措置をしっかり行った最終処分場を作ろうとしても、地域住民・近隣住民の理解を得るのは難しく、さらには漁協や水に対する利権等が複雑に絡み合うため、なかなか新たに作ることができません。
さらに日本の「国土の狭さ」も影響し、土地を確保するのが難しいという面も強く出ています。

残余年数を延ばすために、私たちができることは?

最終処分場の残余年数を延ばすためには、3R(リデュース・リユース・リサイクル)を推進し、資源を循環させる仕組みに力を入れることが非常に重要となります。3Rについて、簡単にご紹介いたします。

1. リデュース(Reduce)廃棄物の「発生そのもの」を減らそうという取り組みです。物を大切に扱い、さらに不用な物は買わないようにすることで、捨てる物を減らそうという考え方がリデュースとなります。
安物を買ってすぐに捨て、また新しい物を買うといった早いサイクルを繰り返すのではなく、適正価格の物を購入し、長く使い続けることで、産業廃棄物や出費を減らすことができます。

2. リユース(Reuse)リユースは「繰り返し物を使う」ことを指します。ビジネスシーンにおいて「使うと思って買ったが結果的に使わなかった」という状況はよくあるのではないでしょうか。そのような物でもすぐ捨てるのではなく、別の用途を考えて積極的に利用していくことが大切です。

3. リサイクル3Rの中では最も有名な言葉ではないでしょうか。リサイクルは「再資源化」を指し、単純に再利用を推進するだけではなく、産業廃棄物を「資源」として見て、その資源から新しい物を作り出すこともリサイクルに入ります。産業廃棄物からのリサイクルは、廃棄物を「資源」の状態にしてから新たな物を作りますので、ペットボトルがフリース等の衣料になる、木くずがウッドチップになるといった変化を遂げます。
3Rの取り組みは、日本が目指す「循環型社会」を形成する重要な要素です。ぜひ日頃から3Rを意識した活動を行ってみて下さい。

3Rに力を入れています!産業廃棄物のことなら近畿エコロサービスにお任せ下さい!

弊社近畿エコロサービスでは、3Rに力を入れた産業廃棄物の受け入れ・処分を行っております。法律を遵守し、適正かつ安全な処分を続けており、多くのお客様から高評価をいただいておりますので、安心してご連絡下さい。
また、弊社では廃棄物の「持ち込み処分」を推奨しております。低料金での処分、少量大量問わずいつでも持ち込みOK等、メリットが多数ありますので、ぜひご検討下さい。
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