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コラム

COLUMN
                 
2025.07.15
各業界の廃棄物処理

プリンターのインクカートリッジの廃棄方法!オフィスでの処分方法も解説

プリンターのインクカートリッジの廃棄方法

プリンターのインクカートリッジは、家庭やオフィスで日常的に使われる消耗品ですが、正しい廃棄方法を知らずに処分していませんか?インクカートリッジは、環境への配慮や法令順守の観点から、適切な処理が求められます。そこで、今回は、家庭とオフィスそれぞれにおけるインクカートリッジの処分方法を詳しく解説します。

家庭におけるインクカートリッジの正しい廃棄方法

家庭で発生する使用済みインクカートリッジは、小さくとも資源価値を持つアイテムです。しかし、明確な分別ルールを知らないまま「燃えないごみ」や「プラスチックごみ」として出してしまうケースも少なくありません。ここでは、「ただ捨てるだけではない」インクカートリッジの再資源化や再利用の方法についてご紹介いたします。

1.メーカー共同回収「インクカートリッジ里帰りプロジェクト」を利用する

家庭用インクジェットプリンターの代表メーカーであるキヤノン、エプソン、ブラザー、日本HPの4社は、「インクカートリッジ里帰りプロジェクト」と呼ばれる共同リサイクル事業を展開しています。このプロジェクトは、全国の郵便局(約3,600か所)や家電量販店、自治体施設などに設置された専用回収ボックスを通じて、使用済みカートリッジの無料回収を行うというものです。

【回収の対象になるカートリッジ】

  • 純正品のみ(リサイクル品・互換品・詰替え品は対象外)
  • 残量の有無は不問(インクが残っていてもOK)
  • 破損していないもの(インク漏れ等は防ぐ工夫が必要)

【回収ボックスに投入する前の準備】

  • 箱や包装フィルムは外しておく(ごみとして別途処分)
  • インク漏れ防止のためビニール袋などで密封
  • 複数個ある場合はまとめて袋に入れると管理しやすい

 

このプロジェクトの最大のメリットは、「ごみ」として出す必要がなく、環境配慮型のリサイクルルートにそのまま乗せられる点にあります。とくに子どものいる家庭では、環境教育の一環として親子で回収に出向く活動もおすすめです。

2.自治体の分別ルールに従って処分する

「里帰りプロジェクト」対応施設が近くにない場合や、非純正品(互換・リサイクル品)を使用している場合は、自治体のごみ回収ルールに従って廃棄する必要があります。ただし、カートリッジの材質が複雑なため、分別区分も自治体によってまちまちです。

【一般的な分別区分の例】

  • プラスチック製容器包装
  • 燃えないごみ
  • 小型家電回収ボックス(対応自治体に限る)

分別区分を誤ると収集を拒否されたり、回収後の処理工程に悪影響を与えることもあるため、必ず各自治体の公式ホームページやごみ分別アプリなどで確認しましょう。

オフィスでのインクカートリッジの処分方法|法令と実務対応

オフィスで使用されるインク・トナーカートリッジの廃棄は、家庭ごみとは異なり「産業廃棄物」としての適正処理が求められます。法令に則った対応を怠ると、企業の信頼や法的リスクに関わる可能性もあります。この項目では、実務で必要な処分方法や契約手続き、適切な管理体制について詳しく解説します。

産業廃棄物としての取り扱いが基本

オフィスや事業所で使用されたインクカートリッジやトナーカートリッジは、一般的に「事業活動に伴って生じた廃棄物」と見なされ、産業廃棄物として処理する必要があります。該当する項目は「廃プラスチック類」になり、廃棄物処理法に基づく管理が求められます。

処分方法1.メーカーによる無料回収サービスの活用

大手メーカーは法人向けに無料の回収サービスを提供しており、一定数以上をまとめて送ることで処分費用を抑えることが可能です。ただし、純正品に限るなどの条件があるため注意が必要となります。

処分方法2.リース会社・OA機器業者による回収

複合機やレーザープリンターのリース契約をしている場合、インクカートリッジの使用済み分を無償で回収してくれるケースもあります。契約内容に応じて、リース更新時や保守点検時にまとめて引き取るオプションも活用可能です。

処分方法3.産業廃棄物処理業者に委託する

インクカートリッジを「産業廃棄物処理業者(許可業者)」に処分委託する場合は、以下の手続きが必要となります。

  1. 産廃処理業者との契約締結(委託契約書)
    排出事業者(=オフィス側)は、都道府県知事の許可を得た業者と書面契約を締結します。委託契約書には廃棄物の種類・数量・処分方法・運搬経路などを明記する必要があります。
  2. マニフェスト(産業廃棄物管理票)の発行
    排出から最終処分までの処理過程を記録・追跡するマニフェストを発行します。紙・電子いずれも利用可能で、5年間の保存義務があります。
  3. 定期的な処理報告と帳簿の整備
    排出量や処分先、マニフェスト控えをもとに廃棄記録を帳簿に残し、行政からの立入検査等に備える必要があります。

 

委託処理のメリットと注意点

メリット 注意点
確実な処理で法令順守 一定のコストが発生(1本あたり数十円~)
マニフェストで透明性を確保 業者選定に注意(許可番号・実績の確認が必要)
CSR・環境配慮の社内実績にも反映できる 分別・保管の事前準備が必要になる

環境マネジメント(ISO14001等)に取り組む企業では、産廃処理の透明性や処理報告書の取得が評価項目となる場合もあります。そうした点でも、業者委託による処理は信頼性と実務性の高い選択肢です。

インクカートリッジの回収・処分を承ります!近畿エコロサービスにご依頼下さい

プリンターのインクカートリッジは、ただ捨てるのではなく、環境や法令に配慮した適切な方法で処分することが大切です。家庭では「インクカートリッジ里帰りプロジェクト」などのメーカー回収を活用し、自治体の分別ルールにも注意しましょう。

オフィスでは、使用済みカートリッジは産業廃棄物として処理する必要があり、産廃業者との契約やマニフェスト管理が求められます。正しい手順を踏むことで、法令違反のリスクを避け、企業としての環境意識も高められます。

近畿エコロサービスでは、インクカートリッジの回収・処分を承っております。法律を遵守した適切な方法での処分を行いますので、ぜひ安心してご依頼下さい。

また、インクカートリッジを含めた廃棄物のお持ち込みサービスも展開しています。少量から大量に関わらず弊社施設にいつでも持ち込み可能!明朗会計で精算しますので、ぜひご活用下さい。
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