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COLUMN庭やベランダに敷いた人工芝は、経年劣化や張り替えによっていずれ処分が必要になります。しかし「人工芝は可燃ごみ?不燃ごみ?」「業者に依頼しないといけない?」と疑問を持つ人も多いでしょう。人工芝は素材や状態によって処分方法が異なり、誤った処理は不法投棄や追加費用の原因にもなります。
本記事では、人工芝の正しい捨て方をケース別に解説し、家庭・事業用それぞれで適切に処分するためのポイントをご紹介します。
人工芝は主にポリエチレンやポリプロピレンなどの樹脂素材で作られており、リアルな見た目と耐久性から庭・ベランダ・スポーツ施設など幅広く利用されています。しかし紫外線や摩耗で劣化が進むため、数年ごとに張り替えが必要です。
処分の主な理由は以下の通りです。
人工芝は重量があり、ロール状やカット状態で大きさがまちまちなため、処分方法に迷うケースが多くあります。
人工芝は庭やベランダを彩る便利なアイテムですが、劣化や張り替えの際には正しい処分方法を知っておく必要があります。「燃えるごみで捨てられるのか」「粗大ごみになるのか」と迷う人も多いでしょう。人工芝は設置場所や量によって捨て方が変わります。ここではケース別に人工芝の処分方法を分かりやすく解説します。
1.自治体のルールに従って分別
家庭用の人工芝は、自治体のごみ収集に出せる場合があります。
ただし、ロール状で長さがあるものや大量の場合は粗大ごみ扱いとなるケースが多いため、事前に自治体のホームページを確認しましょう。
例えば、大阪市では「最大の辺または経が30センチメートルを超えるものは粗大ごみ、それ以外は普通ごみとして回収する」となっています。
参考:大阪市・品目別収集区分一覧表
2.粗大ごみとして回収依頼
1枚が大きい人工芝は「粗大ごみ」として回収を依頼できます。
手数料は300〜1,000円程度が一般的。粗大ごみシールを購入して貼り付け、収集日に出す流れです。
3.ごみ処理場へ直接持ち込み
自治体によっては清掃センターへの持ち込みも可能です。軽トラックなどで運搬すれば、大量の人工芝も一度で処理できます。持ち込み手数料は10kgあたり数百円が相場です。
マンションやアパートのベランダに敷いたジョイント式の人工芝は、分解して可燃ごみまたは不燃ごみとして出せる場合があります。
ただし一部の自治体では「プラスチック製品は燃えるごみで出せる」地域もあるため、必ず地域のルールを確認しましょう。
庭全体に敷いた人工芝を処分する場合、量が多いため家庭ごみでは処理しきれません。以下の方法が現実的です。
1. 産業廃棄物収集運搬業者に依頼
大量の人工芝は産業廃棄物にあたり、専門業者による回収が必要です。
特に裏地にラテックスやゴムが使われている人工芝は重量があり、家庭での処理は困難なため業者依頼が最適です。
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2. 不用品回収業者の利用
人工芝以外にも庭石や家具などをまとめて処分したい場合、不用品回収業者が便利です。
ただし「回収後の処分方法」が不透明な業者もあるため、産業廃棄物収集運搬許可を持つ業者を選ぶことが重要です。
学校やスポーツ施設、商業施設で使われる人工芝は面積が広く、完全に産業廃棄物扱いとなります。
この場合は以下の流れで処分します。
処分量が数百㎡に及ぶ場合、費用は数十万円以上になることもあります。そのため、張り替え業者が処分も一括対応してくれるかを確認するのが安心です。
人工芝は見た目の美しさや手入れのしやすさから人気がありますが、劣化や張り替えの際には必ず処分が必要になります。人工芝を安全かつ適切に処分するためには、事前に注意点を理解しておくことが大切です。ここでは、その注意点についてご紹介いたします。
人工芝を山林や空き地に捨てる行為は、不法投棄として廃棄物処理法違反にあたり、罰金や刑事罰の対象となります。コストを抑えたいからといって不適切に処分すると、結果的に大きなリスクを背負うことになるため、必ず自治体や許可業者を通じて正しく処理しましょう。
人工芝は種類や構造によって処分区分が異なります。ジョイント式であればプラスチックごみとして出せる場合もありますが、ロールタイプやゴム裏地付きは粗大ごみや産業廃棄物扱いになることが多くなります。自治体によってルールが異なるため、事前確認を徹底しましょう。
人工芝は1ロール20kgを超えることもあり、無理に一人で運ぶと腰痛やケガの原因になります。複数人で分担する、台車やキャリーを利用するなど、安全に配慮した運び出しが大切です。
近年は人工芝を再資源化し、プラスチック原料などにリサイクルする取り組みも増えています。処分費用だけでなく、環境面での配慮ができるかどうかも業者選びのポイントとなります。環境負荷を抑えたい場合は、リサイクル対応の業者を検討するとよいでしょう。
人工芝の処分方法は利用規模や量によって大きく異なります。ベランダや庭の小規模利用なら自治体の分別ルールで処分できますが、庭全面やスポーツ施設のように大量の場合は産廃業者への依頼が必須です。誤った方法で処分すると不法投棄や追加料金のリスクもあるため、事前に自治体や業者に確認することが大切です。
近畿エコロサービスでは、人工芝の運搬・処分に力を入れています。人工芝のことでお困りのことがございましたら、ぜひお気軽にお問い合わせ下さい。
また、弊社では廃棄物の持ち込みをおすすめしております。弊社のリサイクルセンターは、大阪府枚方市にあり、高速道路の出入り口の近くに立地しています。低料金で交通の便が良い場所にあるため、大阪、京都、兵庫、奈良、滋賀など近畿地方をはじめ、多くの地域の企業や業者様から廃棄物を持ち込んでいただいております。少量・多量を問わず当日持ち込みも大歓迎です!(事前にお電話をお願いいたします)
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